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知っておきたい!!基礎知識

先物の金の市場、動向についてわかりやすく!!

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金の特性・用途


金(ゴールド)は年間約2600トンが鉱山から新規採掘されています。またこれまで、人類が産出した金はおよそ10万トン程度といわれ、例を挙げるとすればプール2杯程度にしか過ぎません。


この数字からもわかるように金にはやはり希少性があります。
金は人類最古の資産としてその価値が広く認められており、まさに万国共通の商品です。


また品質が不変であることから、古くから退蔵資産として保有されてきました。


主な金の用途別需要の割合は宝飾用が約80%、工業用・その他加工用(歯科用・最近では携帯電話にも1万台で100〜150gの金が含まれているなど)が約14%、投資用が約5%となっています。


それに加えて自由に持ち運べる・分割が容易・何処の国でも換金できる特性も持ち、人気の有る商品であることが伺えます。


金価格の動向


では金価格の動向についてお話しますと、金は有事の金とも呼ばれ、世界情勢が混乱したときに人気の出ることが多いです。


特に今までは世界の基軸通貨であるドルが下がると、金が上がる傾向がありました。


また、インフレ(物価上昇)や現在の日本の深刻な問題であるデフレ(物価下落)などの情勢変化にも対応力が強く、金利上昇時などにリスク回避に金へ資金が流入することが多いのです。


1980年から約20年間、金の価格は下落基調が続いていましたが、1999年を境に価格上昇に転じました。


2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ・イラク問題や中国・インドの需要増大への期待など、様々な要因が影響し、現在の金ブームに繋がっています。


・なぜ中国・インドへの需要が見込まれているのか?


アジア圏の国々は過去に植民地支配されていたこともあり、国際的価値の有る金で資産を保有しようとする傾向があります。


後考えられるのは、やはり経済成長の著しい国であることや人口の多さです。


もう少し歴史をさかのぼり、オイルショック時には、原油とともに金価格も上昇しました。


原油価格の高騰で中東の産油国が潤うことから、オイルマネーが金に流入した経緯があります。


金融資産としての金(ゴールド)


金には、金融資産としての側面があります。


そのため景気、通貨、金利、株式や債券、国際情勢、ファンド、アジアや中東での金人気など多方面に影響されます。


特に需要面では上記にも記述しましたインドと中国の金の人気、供給面では最大の産出国である南アフリカの供給力の低下などに注目が集まります。


世界の指標となっているニューヨーク市場(NYMEX)の金価格を予測するには、希少性のため供給面からよりも前述した需要要因を正確に理解することが大きなポイントです。


また、日本国内での金の供給は海外からの輸入に依存しているため、価格の動きについては為替レートの動きも要注目です。


先物取引はリスクが高いというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、金は前述したように多方面から影響を受けるため比較的値動きが穏やかです。


これから先物取引を始めようと思っている人にもお勧めの商品ではないでしょうか。