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やってみよう!!実践編 知識

商品先物取引はリスク管理が命!!

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ハイリスク・ハイターンの投資として、
最も有名なものが、商品先物取引、
といっても、過言ではありません。


リスク管理をしっかり行わなければ、大損害を被りかねません。
以下の3点は、回避方法としてのリスク管理になります。


1.資金分配


商品先物取引において、よく言われることは、
「熱くなったら負け」ということです。


これは、「投資を投機にするな」とも言えることで、
商品先物取引を決してギャンブルに
するな、ということです。



資金分配とは、まさにこのことに当たり、
自分が用意できる資金のうち、商品先物取引に使用する金額を、
事前に自分なりに決めておく
、というものです。


例えば、1000万円利用できても、
その30~50%の範囲を取引に利用する、いうものです。


金額の妥当性は、個人によって、
様々でしょうが、十二分な余裕がなければ、
資金の全額を商品先物取引に注ぎ込むことは、
非常に危険です。


上の例でも言いましたが、最高でも、
可処分資金の半分の金額にしておくことが、
ひとつの目安になる
でしょう。


要は、使った金額を、取引せずに、
取り戻せるだけの金額になります。


競馬やパチンコでも、トントンならまあいいか、
という心情があります。


投資をギャンブルにしてはいけないと言いましたが、
そういう賭け事の心理も踏まえながら、
欲深になることを控える方が、後々の自分にとって、
有益になることが多々あります。


2.損ぎり

損ぎりとは、損失を出してしまった時、
反対の行為をすることで、取引を終わらせること
です。
要するに、「押してもだめなら、引いてみろ」ということです。


例えば、買いで損失が出ている場合、売りをすることで、
その穴埋めを行う、ということです。


損ぎりで大事なことは、それを何時行うか、ということです。
実際、買いで損が出ている時、必ずしも、売りをすることで、
利益につながるとは限りません。


皮肉なことに、市場の流れが、全く自分の意思と反し、
売りに走った途端、急激な価格下降が起こる場合もあります。
その場合は、損失が、なおいっそう、大きくなる可能性があります。
大損害を防ぐために、目の前の小さな損を敢えて行う場合もあります。


野球において、犠牲バントをすることで、
自分の打率が下がる可能性がありますが、
チームの勝利には、貢献できる可能性があります。
意味合いとしては、同様のことになるでしょう。

時には、損して得取れ、を選べるかが、商品先物取引で、
成功するか否かの別れ目があるでしょう。


3.追証


追証とは、委託追証拠金というものです。
取引の損失が、取引事前に納める
本証拠金の50%を超えてしまった場合に、
発生してしまう証拠金です。


追証が掛かった場合、2つの方法があります。
1つは、次の営業日の午前11時までに追証の金額を支払うか、
もしくは、そのまま決済して、損失分を支払うか
です。

追証が掛かる、ということは、損失が出ていることを意味しています。
もし市場価格が上昇しなければ、証拠金の追加が続いていくことになります。


「ナニワ金融道」において、商品先物取引を使った
詐欺のような話がありましたが、
その話は、まさにこれを使い、
小学校の教頭が追証のために借金を膨らませ、
結局、大損害を被り、抵当で自宅を失くす、というストーリーでした。


「ナニワ金融道」は、創り話、と言えば、それまでですが、
しかし、追証制度をよく理解していると思います。
追証を掛けられ、欲望に負けて、いつかいつか、と思い続け、
気が付けば、大損害、ということは、現実にあり得るでしょう。


そうならないためにも、2.損切りでお話したように、
早めの「損して得取れ」が、大事になります。


これをするためには、自重心を持って、
自分なりの損切り方法を、
事前に決めておくのが、一番でしょう。


しかし、これは、気持ちの問題であって、
技術的には、委託証拠金、つまり、
取引事前の証拠金を多めに
納めておくようにすれば、
追証の徒な増加を防止すること
に繋がります。


最終的には、何事も常識に繋がるのでしょうが、
ゆとりのある心と資金で、商品先物取引を行うのが、
最も大切なことです。


矛盾しているかもしれませんが、完全なリスク回避方法は、
この世に存在しません。


十二分に注意していても、損失しないことはあり得ません。
商品先物取引が、ハイリスク・ハイリターンと言われる
由縁になっています。